2024年2月11日
・兵庫県は2024年度に、ユニバーサルツーリズム（UT）の促進を目指し、「推進エリア」を指定する。誰もが旅行を楽しめる環境づくりを推進し、大阪・関西万博を見据えて、地域全体でバリアフリー化などの取り組みを進める計画。
・指定エリアでは、最大1600万円の助成金を用いて、観光施設のエレベーターや公衆トイレの改修、車いすの購入などが行われる予定。
・兵庫県は2023年に全国初となるUT推進条例を施行。旅館やホテルを対象にした独自の「宣言・登録制度」を導入し、基準を満たした施設にはバリアフリー化の費用を補助している。
・現在までに77施設が推進を宣言し、23年度の予算では約2600万円の補助費用を計上。申請実績は4件だが、意欲的な施設が多く、12月の補正予算で3億3千万円を追加。
・推進エリアの指定では、市町、観光協会、宿泊施設、交通事業者などで構成される組織を対象に公募。既存や新設の組織が計画をまとめ、県が審査を行い、8月ごろまでに指定を目指す。
・補助対象には観光施設だけでなく、案内所や足湯も含まれ、筆談用タブレットの購入や車いすに対応したユニバーサルデザインタクシーの導入などにも利用可能。1エリアあたり1600万円が上限で、費用の半分を助成。情報発信にはSNSを活用することも求められる。
・斎藤元彦知事は、「宿泊施設がそれぞれで行ってきた取り組みを面的に広げることが大事。高齢者や障害者に優しい観光地づくりにつなげたい」と述べた。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース
