ナカノ社の「スライドダスポン」、ゴミステーションの進化を牽引
2024年1月11日
・ 富山県黒部市に本社を構えるナカノが、最先端のゴミステーション「スライドダスポン」を開発し、その美しいデザインでグッドデザイン賞を受賞した。
・ 中野鉄工（現在のナカノ）は1967年に創業し、元々はYKKの下請け企業でしたが、次世代型ゴミステーションの開発に乗り出したきっかけは、地元の町内会長の「カラスに荒らされないきれいなゴミ置き場を作って欲しい」とのリクエストからだった。
・ 企業は地元のゴミ収集会社に協力を仰ぎ、1週間にわたり地元の600カ所以上のごみ集積所を調査し、高齢者や女性が苦労せずに利用できるように横スライド式の扉を導入した。この「思いやり」から生まれたのが、総ステンレス製のスタイリッシュな「スライドダスポン」だ。
・ 地元での導入は高齢者の1人暮らしを考慮したものであり、最近ではセキュリティーが万全な新商品も登場している。また、宅配ボックスとしても機能する「スライドダスポン」は、地元のふるさと納税の返礼品としても提供されており、これにより地元への寄付が53万5000円から151万円まで幅広く行われている。地元への還元が重視されている。
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