厚生労働省、地域包括支援センターの専門職配置基準を緩和
2023年12月26日
・ 厚生労働省は、来年度から地域包括支援センターで高齢者らを支える専門職の配置基準を緩和する方針を22日の審議会で明らかにした。現行では主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師（3職種）を全ての包括に1人以上置く決まりがあるが、これを市町村の判断で弾力的に運用できるよう見直す。
・ 各地域の実情に応じて、市内の複数の包括で人材をやりくりできるようにし、専門職の確保が難しい圏域では配置を2職種のみとすることも可能にする。その場合、他の包括を増員してバックアップの体制を整えるよう求める考え。
・ 例えば市内に4つの包括がある場合、厚労省はトータルとして「3職種×4ヵ所分＝12人」の配置を厳守させる。この範囲内で人材をやりくりするルールとし、包括ごとの機能に応じ、専門職の配置に特色をつける戦略的な運用も可能にする。
・ 厚労省は専門職の人材不足に対応するため、来年度からの実施に向けて、介護保険法の施行規則などを今年度内に改正する方針。
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