訪問介護サービス提供責任者の資格要件、現行維持へ
2023年12月6日
・ 厚生労働省は来年度の介護報酬改定において、訪問介護のサービス提供責任者の資格要件を現行のまま維持する方針を確定した。
・ 4日に開催された審議会（社会保障審議会・介護給付費分科会）の終了後、関係者が取材に応じ、「訪問介護のあり方、サ責の資格要件などについて来年度以降に一体的に検討できればと考えている。今後の検討内容、どこまでを検討の範囲に含めるかなどはこれから考えていく」と説明した。
・ 厚労省はこれまで、サービスの質向上を図るためにサービス提供責任者の資格要件を段階的に介護福祉士へ厳格化してきました。この立場に基づき、2018年度の改定では「初任者研修」修了者や旧ホームヘルパー2級の人を除外する措置を講じてる。
・ 来年度の改定に向けた議論でも、一部の審議会の委員らからは「サ責は介護福祉士に限定すべき」などの声が上がっていた。したがって、今回の厚労省の方針が注目されている。
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