医療や介護分野での賃上げ対策などを求める 衆院予算委員会
2023年11月21日
・ 衆院予算委員会は岸田文雄首相ら全閣僚が出席し、2023年度補正予算案の基本的質疑が行われた。公明党の伊佐進一、中野洋昌両氏が質問に立った。伊佐氏は医療・介護分野での賃上げ対策を主張。一方、中野氏は子育て・教育支援の拡充を求めた。
・ 伊佐氏は、今年の春闘の賃上げ率差に言及し、医療機関と介護事業所の報酬改定の必要性を訴えた。
・ 武見敬三厚生労働相は医療・介護分野の賃上げの重要性を強調し、同時改定での対応を述べた。
・ 伊佐氏は、新たな社会保障財政のあり方を指摘し、「賃上げや物価高騰は別枠で考えるべきだ」と主張した。
・ 中野氏は児童手当の拡充策で第3子以降に月3万円を増額することに関して、第1子の取り扱いについて提案した。岸田首相は第3子の増額範囲の見直しを示唆した。
・ 中野氏は大学など高等教育の負担軽減を主張し、「多子世帯の所得制限撤廃など具体的な負担軽減策が必要だ」と訴えた。盛山正仁文部科学相は具体化の意向を示した。
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