デイサービス「アルプスの森」の代表と職員が暴行で逮捕
2024年1月23日
・ 昨年11月、大阪府吹田市のデイサービス「アルプスの森」で、障害を持つ子供に対して暴行を加えたとして、代表の宇津慎史氏(60)と職員の男2人が暴行の疑いで逮捕された。
・ 宇津被告らは、知的障害や強度行動障害がある利用者に対して頭突きや頭を殴るなどの行為を行った疑いがあり、昨年12月12日に暴行罪などで起訴されていた。
・ このデイサービスは以前から問題があり、警察の捜査で防犯カメラに暴行の様子が映っていたことで、事件が明るみになった。
・ 利用者は重度な障害を持つ子供が多く、過去にも施設のトラブルが報告されていた。
・ 吹田の事件に関して、別のデイサービスで働くAさんは、「運営者がプロになりきれていなかった。支援者が利用者を恐怖でコントロールすることは避けるべきで、落ち着かせる力が支援者に必要だ」と指摘。
・ 障がい者支援施設で働くAさんは、利用者との信頼関係構築には感情のコントロールや客観的な視点が不可欠であり、吹田の事件では経営者がその資質を持っていなかったことが問題だと指摘した。
・ 同様に、別のデイサービスを運営するスタッフも、適切な体制の不足が問題であるとし、「2人の人員を割くことは難しい。約束を果たせなかったことが事件を招いた」と述べた。
・ 障がい者施設での事件は深刻であり、介護保険制度の緩和により参入しやすくなった結果、資質に問題のある事業所も増加している。今後も同様の問題が発生する可能性が懸念されている。
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