65歳以上の高齢者の保険料について、個々の支払い能力に応じて設定する“応能負担”の性格を強めることを論点として明示。所得の高い高齢者の保険料を引き上げる一方、所得の低い高齢者の保険料を引き下げることを検討する意向を示した。制度の持続可能性を高める狙いで、年内に具体像を固める方針だ。
会合では委員の多くが、保険料の“応能負担”の性格を強めることに「理解できる」「やむを得ない」など許容する立場を表明した。
一方で、「必要なサービスの利用控えにつながる」などの慎重論も噴出。「医療など他制度の見直しや昨今の物価高騰なども考慮に入れ、個々の負担能力を丁寧に分析して欲しい」との要望も多くあがった。
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