2024年1月30日
・ 去年、福島県会津美里町の元介護施設職員・大越学被告（41）が、勤務していた老人ホームで入居者の85歳女性に対し5回にわたり暴行を加え、けがをさせた罪に問われていた男に、有罪判決が言い渡された。
・ 判決によれば、大越被告は去年11月、老人ホームで入居者の女性の足を蹴るなどの暴行を加え、けがをさせた。福島地裁会津若松支部の中川卓久裁判官は29日の公判で、「被告は、被害者が言うことを聞かなかったことや、言い争いになったこと、被害者がお漏らしをしたことが原因と指摘するが、暴行を受ける理由にはならない」と述べ、「傷害が1件で、被害者が重傷に至っていないことを踏まえても、刑事責任を軽く見ることはできない」と指摘した。
・ 一方で、「被告はいずれの事実も認め、被害者に対し謝罪の意思を示している」として、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した（求刑は1年6か月）。
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