2019年10月3日(事故・判例)
・2019年10月2日 山形地裁(児島光夫 裁判長)
・検察側が罰金50万円を求刑し、結審した。
・検察側「チューブ挿入時、被害者が強くせき込み、被告は施設職員から『大丈夫か』と声を掛けられたが、慣れや過信から挿入を続けた。過失は重大」
・検察側 罰金50万円を求刑
・弁護側「被害者に苦しむ反応はなかった。仮にせきをしても日常的な症状だった。危険性を予見できなかった」無罪を主張
・古林被告「皆さまに大変ご迷惑を掛けた」と謝罪
・判決は2019年11月13日
・2016年2月26日、山形市の介護施設において、入所者の女性(当時87)が栄養補給用の経鼻チューブを肺に誤挿入されて窒息死する事件
・山形市 施設の元准看護師 古林妙子 被告(74)を業務上過失致死罪で逮捕
・女性がせき込んだ場合は気管への誤挿入を疑って作業をやり直す注意義務があったにも関わらず、漫然と挿入を続け、左胸膜に穴を開けて、翌日2016年2月27日に窒息死させた疑い
・遺族は2018年11月、安全確認を怠ったなどとして、女性に慰謝料など約742万円の損害賠償を求める訴えを山形地裁に起こす
・遺族と介護施設の運営会社は既に示談が成立