・福岡市は、帯状疱疹ワクチンの接種費用を独自に助成する制度を開始する。これは、国が4月から65歳以上を対象とした定期接種を開始することに伴うもの。
・市の助成対象は、50歳の人の任意接種に加え、5年間の経過措置として55歳・60歳の人にも適用される。助成により、自己負担額は定期接種と同程度まで抑えられる。
・帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因で発症し、50歳以上でリスクが高まる。80歳までに3人に1人が発症するとされ、重症化すると強い痛みが続くこともある。
・ワクチンには、生ワクチン(約9,000円)と、不活化ワクチン(計約44,000円)の2種類がある。不活化ワクチンの方が効果が高く、持続期間も長いとされる。
・助成により、生ワクチンは4,900円程度、不活化ワクチンは合計24,000円程度まで自己負担が軽減される。
・定期接種の対象は65歳と、60~64歳でHIVによる免疫障害がある人。5年間の経過措置で70~100歳(5歳刻み)も節目の年に接種でき、100歳以上は2025年度に限り全員が対象となる。