・政府は、健康寿命を平均寿命以上のペースで延ばすことを目指した「第3期健康・医療戦略」の最終案をまとめた。
・戦略の対象期間は2025~2029年度で、感染症対策として2028年度までに新薬やワクチン5製品を薬事承認し、次の感染症流行に備える計画。
・平均寿命と健康寿命の差は縮小傾向にあり、2022年の統計では男性の平均寿命81.05歳、健康寿命72.57歳、女性の平均寿命87.09歳、健康寿命75.45歳となっている。
・研究支援を強化し、治験に進む計画を増やすことで、新薬や医療機器の実用化を推進し、健康寿命の延伸を図る。
・日本では海外で使用可能な薬が国内で未承認となる「ドラッグロス」が課題であり、対象となる86品目について、2026年度までに必要に応じて国内開発を進める。
・さらに、世界で注目度が高い論文の数を増加させることも戦略の一環として掲げている。