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2024/01/13 土曜日 | 行政

札幌市が「敬老パス」制度見直しの検討進めるも、市民から反対の声

札幌市が「敬老パス」制度見直しの検討進めるも、市民から反対の声

2024年1月12日

・札幌市では70歳以上の高齢者を対象にした「敬老パス」の制度見直しを約20年ぶりに検討しており、市民からは賛否の声が上がっている。

・午後から行われた北区での意見交換会では、「敬愛、敬愛というがほど遠い」といった市民の不満の声が飛び交った。

・敬老パスは1975年から始まり、当初は無料であったが、2005年からは市民の一部負担が導入され、最大1万7000円の自己負担で、地下鉄・バス・路面電車の利用が7万円分まで可能となっていた。

・現在の制度に対する見直しの理由として、約43万人の高齢者のうち半数が敬老パスを使用しておらず、利用者の多くが全体の9%に過ぎないことが挙げられている。

・市は予算を従来通り約50億円確保し、敬老パスを福祉政策から交通政策への転換期と位置づけている。

・市の方針転換に対しては、市民から不満の声が上がっており、「足や腰が痛いと歩けないので、2万円の上限をなくしてほしい」といった意見が出された。

・今後の検討では、歩いた歩数や外出先でポイントを獲得できるポイント制への変更が検討されており、制度変更により補助金額が減少する一方、ポイントの最大利用額は2万円に制限される見込み。

・市はポイント制導入により、タクシーやJRに加え、電子マネーとして日常生活の支払いにも活用できるようにし、高齢者の外出によって心身ともに健康になることを狙っている。

・市内10区ですべての意見交換会を1月末までに行い、2025年度の導入を目標に議論を進める方針。

 

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