2024年2月19日
・鹿児島県は、鹿屋市の社会福祉法人円鏡福祉会が運営する「訪問介護事業所きずな」に対し、介護報酬計73万1000円を不正請求したとして、県は指定取り消しの行政処分を発表した。
・県介護保険室によれば、2022年7月から23年2月までの期間に、同事業所が有料老人ホームの利用者33人に対する訪問介護サービスで57万9000円を不正に請求していた。ホームと訪問介護事業所が同じ建物にあるにもかかわらず、必要な減算を行わずに請求していたとされている。
・その他にも、訪問介護員の出勤状況が客観的に確認できないサービス提供記録が存在し、同じ日時に複数の利用者にサービス提供があったとする不正な記録が見つかった。県は2023年3~10月に、介護保険法に基づく監査を6回実施し、指定取り消しの効力は3月14日から生じる。
・被害者の住所がある自治体は、加算金を含む計99万5000円の返還を求める予定であり、同事業所は16年3月にも不正請求による行政処分を受けていた。
・きずなの責任者は「管理不行き届きだった。処分は大変重く受け止めており、みなさまにおわび申し上げる」とコメント。訪問介護で提供していた支援は、今後も有料老人ホームで同様の内容を継続する方針としている。
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