2024年2月20日
・70才を過ぎてお笑いの世界に飛び込んだ吉本のピン芸人「おばあちゃん」が、2月に77才の喜寿を迎え、芸歴5年目の新人として注目を浴びている。そのおばあちゃんの喜寿を祝うお笑いライブが、2024年2月12日に東京・神保町よしもと漫才劇場で開催された。
・チケットは完売し、126席の満席の会場ではおばあちゃんを囲み、同期の若手やぼる塾ら先輩芸人も出演し、会場は盛り上がりを見せた。
・おばあちゃんは1947年生まれの団塊の世代。お笑いの世界に飛び込んだのは2018年で、高齢者劇団での活動の後、吉本総合芸能学院東京校に入学。入学時には銀行で振込め詐欺と心配されたり、先輩芸人に孫の付き添いと言われたりと、おばあちゃんならではの珍場面も多かった。
・ライブでは、おばあちゃんが持ちネタとして披露したのは、「シルバー川柳」と呼ばれる身近な出来事を句にしたもの。高齢者の医者通いに関するお題で、病院での“あるある”エピソードをユニークに表現し、笑いを取った。
・若手芸人たちが苦戦する中、おばあちゃんは認知症予防の指体操も披露し、独特のおかしみを持つ存在として観客を楽しませた。
・おばあちゃんは2023年6月、約600人のライバルを制し、東京・神保町よしもと漫才劇場のオーディションに勝ち上がり、吉本史上最高齢の劇場所属メンバーとなった。76才でのデビューは注目を集め、その後も順調に活動している。
・ライブのフィナーレでは、先輩芸人・あいすけさんがおばあちゃんに手紙を読み上げ、仲の良さを表現。おばあちゃんも感極まって涙ぐんでいた。72才でお笑いの世界に飛び込んだおばあちゃんは、新しいことへのわくわく感を語り、「人生は楽しんだもの勝ちよ」と締めくくった。
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