【感じるオープンダイアローグ】
たとえ精神疾患があっても、たとえ認知症があっても、人は「対話」によってサポートしていくことができる。
フィンランドのケロプダス病院で生まれた「オープンダイアローグ」という対話の手法。
ただし、手法というノウハウではなく、考え方、取り組み方がとても重要。
この「オープンダイアローグ」を学んで実践されている、森川すいめい先生の著書です。
「オープンダイアローグ」を知識としてではなく、感覚的に捉えることができる内容。
介護業界の方には、是非とも、読んでいただきたい1冊です!
「オープンダイアローグ」の基本は
・対等の関係性の中で話す
・その人のいないところで、その人のことを話さない
・全員の声が大切にされる
・チームで対話する
ということ。
これが、日常でなかなかできないのが現状です。
様々な事例をもとに、「オープンダイアローグ」とは何なのかを感覚的に学べます。
運営推進会議とか、サービス担当者会議とか、ケアプランとか、
本人の本当の意思や気持ちを、本当に組み入れているのだろうか?
そんなことを、改めて考えさせてくれる名著です。
・森川すいめい 氏
・講談社現代新書