2022年7月22日(破産申請)
記事:2022年8月1日東京商工リサーチ
東洋シルバーサービス(株)(青森市中佃3、設立1991(平成3)年4月、資本金2800万円、木村育子社長)は7月22日、青森地裁に破産を申請した。申請代理人は熨斗佑城弁護士(沼田法律事務所)。
負債総額は債権者約85名に対して約5億8000万円。
介護福祉用品のレンタル・販売を目的に設立。2005年4月にはエコール在宅サービスを開設し、居宅・訪問介護事業にも進出した。以後、病院や老人保健施設等へ販路を開拓して業容を拡大し、取扱商品の拡充に努めていたが、不動産やレンタル資産への先行投資から採算性は低く、十分な財務基盤を構築できずにいた。
また、かねてより人件費負担も大きく、2018年3月期には約6900万円の赤字を計上し、債務超過に転落。その後も「新型コロナウイルス」感染拡大の影響により売上は伸び悩み、2022年3月期も約6100万円の赤字となった。
こうしたなか、2022年5月に木村純前社長が死亡。現社長が事業を継承したものの、資金繰りが限界に達し今回の措置となった。
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