2019年8月21日(判例・浸水)
・岩手県下閉伊郡岩泉町
・グループホーム
・社団医療法人
・2016年8月の台風10号の豪雨で浸水で入所者9人全員が死亡
・2016年8月30日午前9時ごろに「避難準備情報」が出たが施設側は避難を行わなかった
・うち6人の遺族計17人が施設の運営法人に計約1億1145万円の損害賠償を求めた訴訟
・2019年8月20日、盛岡地裁(中村恭 裁判長)で和解が成立
・施設側は「判断ミスで入所者を避難させる義務を怠った」と謝罪し賠償金を支払う
・金額は非公表
・八重樫 チヤさん=当時(95)=を亡くした息子の埼玉県所沢市の八重樫 信之 さん(75)
・和解後の記者会見で「譲れなかった施設側の謝罪と法的責任を和解内容に入れてもらえた。納得できない部分もあるがほっとした」
・社団医療法人の常務理事「亡くなった皆さんには本当に申し訳ない。避難訓練を重ね、運営する別施設での災害を防ぎたい」
・裁判を起こさなかった3遺族には弔慰金100万円ずつが既に支払われているが、和解内容に準じた賠償金を支払う考えを示した