2024年2月28日
・鳥取県西部のISTF健康食品開発ラボは、高齢者でも食べやすく栄養価の高い餅の商品化に向けて取り組んでいる。その名は「大寿もち」で、地元のもち米と大豆を使って作られる。
・大寿もちの特徴は、見た目や味は普通の餅と変わらないが、歯ごたえが柔らかく、噛み切りやすく、のどごしもスムーズであることだ。これは、もち米にペースト状にした大豆を混ぜることで実現したもので、12回の試作を経て完成した。
・大豆の効果で、大寿もちにはタンパク質やミネラルが豊富に含まれる。また、消化も良いという。焼いたり、あんこをつけたり、お雑煮にしたりと、いろいろな食べ方ができる。
・大寿もちは、鳥取県南部町の加工場で作られている。研究グループと南部町が協力して、地元の食材を活用した高齢者向けの食品開発に取り組んでいる。
・2月26日には、鳥取県米子市の山陰労災病院で、高齢者の健康に関心のある医師や事業者に大寿もちの試食会を行った。参加者からは、「おいしい」「普通の餅より好き」「するする食べられる」と好評だった。
・大寿もちは、今年のゴールデンウィーク明けから、鳥取県西部のJAの直売所などで販売される予定だ。研究グループは、高齢者だけでなく、子どもや一般の人にも食べてもらいたいと話している。
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