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2024/02/29 木曜日 | プロジェクト

認知症高齢者の捜索にデジタル機器を活用、熱海署とALSOKが協定

2024年2月27

・熱海市で認知症の高齢者が徘徊して見つからなくなる問題に対し、熱海署とALSOKグループの東海綜合警備保障が27日、デジタル機器を使った捜索の実証実験を行うという協定を結んだ。静岡県で初めての試みである。

・ALSOKの「みまもりタグ」というブルートゥース付きの機器を認知症高齢者に持たせることで、スマホに専用アプリを入れた人とタグの持ち主が近づいたときに、その場所の情報を把握できる仕組みだ。これにより、捜索の効率や速度を向上させ、人手を減らすことができる。

・熱海署は、スマホに専用アプリを入れるだけで捜索に参加できるので、「いつでもボランティア」という名前で協力者を募集する。また、地域安全推進員や少年警察ボランティアのほか、市役所や公共交通機関、宅配業者などにも協力を依頼する予定だ。

・熱海署で行われた協定締結式では、大石剛署長と吉井賢一社長が協定書にサインした。熱海署は、ALSOKからみまもりタグ20個を無料で借り受け、来年3月末まで実証実験を実施することになった。大石署長は「子どもの見守りや災害時の捜索にも役立つと考えている。熱海市民の命を守る安全な街を作りたい」と述べた。

・熱海市は、人口3万4千人のうち65歳以上が49%という高齢化率が県内の市の中で最も高い。熱海署の管轄内では、昨年認知症高齢者の捜索が49件起きたが、そのうち60%は当日に見つかった。しかし、25%は翌日、10%は2日後、5%は見つからなかったという。

 

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