2024年2月19日
・団塊の世代が来年までに後期高齢者となり、介護業界での人手不足が懸念されている中、札幌の介護事業会社が実証実験を行っている。
・「ケアビューアー」は、眼鏡型の情報端末・スマートグラスを使用し、これまで手作業で行っていた介護記録の音声入力サービスを開発中。健康状態を記録するアプリと連動し、血圧や脈拍などのデータを効率的に入力できるようになる。カメラが搭載され、入居者の顔を認識すると直近に記録した食事や体温が表示される仕組みも進行中。
・介護業界では「2025年問題」が指摘され、団塊の世代が後期高齢者となり、人材不足が深刻化することが懸念されている。厚労省の試算によれば、2025年度には約32万人の介護職員が不足する見込み。
・ケアビューアーの本田悠人さんは、「人材不足と生産性の低さという課題があるので、記録業務のための残業が減り、ストレス軽減と人材の定着につながる」と述べている。
・実証実験は来月まで市内の施設で行われ、6月ごろに商品化を予定している。同時に、小樽商科大学では介護施設のビジネス戦略に特化した講座を開講し、経営難や人手不足に対応できる人材の育成を目指す。
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