2024年2月8日
・名古屋市内で、農業や介護業界などでの労働環境改善を目指した「アシストスーツ」の展示・体験会が8日に開催された。
・アシストスーツは、農業や介護業界などでの作業中に体への負荷を軽減するための補助装置であり、愛知県を拠点にする一般社団法人アシストスーツ協会が、各業界に適した製品を紹介する企画を実施した。
・体験者の感想では、肩の部分が上に引っ張られる感覚や太ももがしっかり支えられ、押さえられるような感じがあるという。さらに、腕をピンポイントに補助するアシストスーツも存在し、力を入れている状態から簡単に腕が開かれる機能があると評価された。
・アシストスーツ市場は、介護、農業、製造業などで拡大しており、2023年の国内市場規模は約25億円と見込まれている。これは、人手不足や高齢化といった背景が影響しており、企業がアシストスーツの導入を通じて労働環境の改善を図り、人材確保につなげようとしている結果だとされる。
・アシストスーツ協会の近藤尚也事務局長は、「労働者のことを考えたもの（アシストスーツ）があることをPRポイントとすることで（人材を）採用できるとか、社会的に信頼がおけるとか、そういったところを効果と思っている会社が多い。今後も市場は拡大すると思う」と述べ、アシストスーツの需要が今後も伸びるとの見方を示した。
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