厚生労働省、介護報酬の改定方針発表
2024年1月22日
・ 厚生労働省は、介護事業所に支払う介護報酬の2024年度からの改定方針をまとめた。
・ 介護職員の賃金底上げを目指し、24年度は2.5％、25年度は2.0％のベースアップ（ベア）を導入。人材流出の防止が狙い。
・ ロボット導入による報酬も新設。物価高騰に対応し、特別養護老人ホームなどは基本料に相当する報酬を引き上げる。
・ 高齢者数の増加に伴い介護の人手不足が深刻化。報酬引き上げが事業所の経営安定に寄与する一方で、保険料や利用者負担は増加する見込み。
・ 改定方針は社会保障審議会（厚労相の諮問機関）分科会で示され、政府は23年末に改定率をプラス1.59％と決定。うち0.98％を賃上げに充て、24年6月に施行する。ベア実現に向け、職員処遇改善の事業所への加算も強化。
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