2023/06/09 金曜日 | 事件

不祥事：医師、大阪出入国在留管理局の常勤女性医師　内部文書に酒酔い診療の記録

2023年6月6日　国会内で共産党参院議員が記者会見

・大阪出入国在留管理局の常勤女性医師が、酒に酔った状態で収容者を診療した疑いがある問題
・共産党の仁比聡平参院議員は６日、国会内で記者会見し、医師の様子を記録した内部文書を入手したと公表
・内部文書には、言動が異常だったため検査し、呼気から多量のアルコールが検出されたことなどが記されている。

・内部文書は１月２１日付で、大阪入管の職員から診療室長宛て。
・仁比議員は「関係者から入手した」としている。

・内部文書によると
・・大阪出入国在留管理局の常勤医師は、１月２０日午後３時過ぎに出勤
・・「常に笑みを浮かべ、極めて陽気に振る舞うなど落ち着きや冷静さを欠いている」状態で
・・まぶたが重く、猫なで声で収容者と接したことから同日の診療を終了。
・・３回の検査で、呼気１リットル中０・２２～０・３５ミリグラムのアルコールが検出された。
・・診療室長は年次有給休暇を取り帰宅するよう指示したが、医師は「無断欠勤でいい」と拒否し、立ち去った。

・仁比議員は、この問題を入管当局が公表してこなかったとし「入管難民法改正に向け、医療体制を充実させたと言うために隠蔽（いんぺい）してきたのではないか」と批判した。

・会見後、立憲民主党などの野党ヒアリングに出入国在留管理庁の担当者が出席。
・文書が事実かどうかについて「答えを差し控えざるを得ない」とし、明言しなかった。