行政処分・指定取消：不正受給　札幌市の障害福祉サービス事業所「ビーグル」

2023年4月14日　行政処分　指定の一部の効力停止（新規利用者の受け入れ停止）3か月

・札幌市白石区にある障害福祉サービス事業所の「ビーグル」
・給付金およそ11１万2000円を不正受給
・３か月間の新規利用者受け入れ停止処分にした。

・「ビーグル」は去年4月、利用者1人に対し、利用していない日も無断で利用者の印鑑を使用するなどしてサービスを受けたと偽り給付金を不正に受給。

・利用者がサービス内容についての苦情を相談するために市の相談窓口に訪れていたが、後日ビーグルから受けた報告では、この利用者が苦情で市を訪れた時間にサービスを受けていたことになっていたことから、市の担当者が気付き上司に報告していた。

・札幌市は１４日、不正で受領した給付金に加算金を加えた額の返還を求めるとともにビーグルを３か月間の新規利用者受け入れ停止処分とした。

＜札幌市＞
札幌市では、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律（平成17年法律第123号。以下「障害者総合支援法」という。）、児童福祉法（昭和22年法律第164号）及び札幌市移動支援事業事業者登録要綱（平成18年9月26日保健福祉局理事決裁）の規定により、下記の指定障害福祉サービス事業者等の指定取消し等を行いましたので、お知らせします。

1 対象事業者等
(1) 運営法人
株式会社ビーグル
代表取締役　本多郁隆
https://www.beegle.co.jp/
所在地
札幌市白石区東札幌6条6丁目3番1-504号
ここ　https://goo.gl/maps/kpeUgQzVKy6RReTAA

(2) 事業所
事業所名
ビーグル
就労継続支援A型（平成29年10月1日指定）
所在地
札幌市白石区本通2丁目南3番4号
ここ　https://goo.gl/maps/wURrBDMpdJfHeUhF9

2 行政処分等の内容
指定障害福祉サービス事業者の指定の一部の効力停止（新規利用者の受け入れ停止）3か月
効力の停止期間：令和5年4月15日から令和5年7月14日まで

3 行政処分等の理由
訓練等給付費の請求に関し不正があった。
（障害者総合支援法第50条第1項第5号）
令和4年4月に計15日間、利用者1名について、利用していないにもかかわらず、サービスを提供したものとしてサービス提供実績記録票に記入し、当該事業者が作成し保管していた利用者の印鑑を利用者に無断で利用者確認欄に押印することにより、本来受領できない訓練等給付費を不正に請求し、受領した。

4 経済上の措置
不正に請求して受領していた訓練等給付費を返還させるほか、障害者総合支援法第8条第2項の規定により、当該返還金額に100分の40を乗じて得た加算額を請求する。
　返還金額　157,894円（不正請求額　112,782円、加算額　45,112円）