3日0時までの直近1週間で204件。前週比プラス6件の微増となった。増加は1ヵ月半(6週間)ぶり。新規感染者数は全国的に減少傾向にあるが、高齢者施設のクラスターは下げ止まりとなった。入居者の健康・安全はもちろん、事業の体制・経営に影響が及ぶことも含め、介護現場の厳しい状況は依然として続いている。
厚労省に対策を助言するアドバイザリーボードは5日の会合で現状について、「新規感染者数は全年代で減少が継続している。高齢者も減少傾向となっており、重症者数や死亡者数も減少傾向が継続しているが、足元で横ばいとなっている」と分析した。
今後の見通しとしては、「地域差や不確実性はあるものの、一部地域では(感染の)減少速度が鈍化する可能性もある。連休や観光による接触機会の増加などが与える影響にも注意が必要」と説明。「季節性インフルエンザとの同時流行も懸念される」と指摘した。