2022年9月1日 府中市議会一般質問にて未払いが明らかに
障害者福祉施設を運営する府中市の社会福祉法人「清陽会」が、利用者への工賃を適正に支払わず、未払い金を資産として留保していたことが1日、わかった。2020年度までの10年間で、未払い金の総額は1億円余に上った。
読売オンライン
1日に開かれた同市議会での一般質問で、市が明らかにした。市地域福祉推進課によると、市は19年12月と21年2~3月に同会が運営する二つの事業所の運営状況を確認する実地指導を行った。収入から経費を除いた利益は本来、全額が利用者の工賃に充当されるが、両事業所ともに食い違いがあったという。
市の指導を受け、同会が過去10年分について点検したところ、両事業所合わせて約1億334万円の未払いが発覚した。退所者を含む計69人分で、今年2~4月に、利用者側に支払ったという。
同会を巡っては、元副理事長が利用者の男性(退所)に対し、腕をひねり上げるなどの暴行や「この野郎」といった暴言を繰り返していたことを認め、今年6月に家族らに謝罪した事案も判明している。
同会の理事長は取材に対し、「市からの指摘を 真摯 に受け止め、改善を進めている」と話した。
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