介護業界の様々な情報をまとめたデータベース

2022/08/23 火曜日 | 虐待・身体拘束

虐待・行政指導:山形の障害者施設で虐待 土下座強要、第三者委を設置

2022年8月22日  調査 (第三者委員会立ち上げ)
(山形放送)

山形県新庄市の障がい者施設でおととしから去年にかけて、職員が利用者の頭を叩いたり暴言を吐いたりする虐待行為があったことが分かった。運営法人は山形県から行政指導を受けており、22日、第三者委員会を立ち上げた。今後、実態の究明を行う方針だ。

YBC山形放送



山形県から行政指導を受けたのは、新庄市で障がい者施設などを運営しているNPO法人「くれよんはうす」。山形県障がい福祉課などによると、この法人が運営する2つの生活介護事業所で、おととしから去年にかけて、法人の代表理事と職員3人の計4人が利用者6人に対して虐待行為を行っていたという。


画像:さくらんぼテレビ

頭をたたく・足をける・土下座を強要
虐待行為の具体的な内容は、職員が利用者に「早く他の事業所に行け」、「お前がいると寿命が縮まる」などの暴言を浴びせていたほか、頭を叩く・足を蹴る、土下座を強要するなどの行為があったという。

利用者家族からの通報で発覚
代表理事はさらに、利用者の行動を巡り、保護者に対して「警察に連絡する」などと精神的に苦痛を与える発言を
していたという。
去年9月、施設利用者の家族などから新庄市に「職員が虐待しているのを見た」との通報があり、新庄市が聞き取り調査を行った結果、虐待の事実が発覚した。

行政指導を受け虐待をしていた職員退職
ことし6月、新庄市から報告を受けた山形県が法人に対して第三者委員会の設置などを求める行政指導を行った。行政指導を受け、法人は利用者の家族に謝罪し、虐待行為をしていた職員3人は退職したという。
また、法人は22日、虐待の実態や原因の究明を行う第三者委員会を設置した。
しかし、委員の構成や人数などは明らかにしていない。
NPO法人「くれよんはうす」の代表理事はYBCの取材に対し、理事を辞任する考えを示した上で「虐待の事実を検証し再発防止に努めたい」と話している。

 

介護データベース
感染状況マップ
日本全国の、医療・介護・障がい分野における、新型コロナウイルスの感染状況MAPです。




PAGE TOP