2022年8月15日 （再逮捕 収賄）
2019年12月～22年2月、業務委託を巡り同社に便宜を図った見返りに、社長の男から計26回にわたり現金約850万円を受け取った疑いで再逮捕
神戸新聞NEXT
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2022年7月25日 （逮捕 贈賄・収賄）
横浜市救急医療センターの相談業務で便宜を図った見返りに現金など計約190万円分の利益供与を受けたとして、兵庫県警捜査2課などは25日、収賄の疑いで、横浜市救急医療技官、横浜市立大助教で医師の男（50）＝東京都世田谷区＝を逮捕した。また、贈賄の疑いで、人材派遣会社「エールスタッフ」（大阪市）社長の男容疑者（48）＝大阪市平野区＝も逮捕した。
神戸新聞社
容疑者
収賄 六車崇 （50） 横浜市医療局 救急医療技官 医師＝東京都世田谷区
贈賄 北瀬真之亮（48） 人材派遣会社「エールスタッフ」（大阪市）社長＝大阪市平野区
現金約142万円およびカード利用約46万円を受け取る
六車容疑者の逮捕容疑は2019年5～11月ごろ、エールスタッフが請け負った業務で便宜を図った謝礼として、横浜市内で3回にわたり現金計約142万円を受け取った疑い。また同5～10月ごろ、同社が契約したクレジットカードや自動料金収受システム（ETC）カードを445回にわたり計約46万円分を利用するなどした疑いも持たれている。同課は2人の認否を明らかにしていない。
容疑者は「救急相談センター業務」の責任者
同課によると、医師の男は18年度に同大から同市医療政策課に救急医療技官として出向。市救急医療センターが運営し、市民から寄せられた病気やけがの相談に看護師らが対応する「救急相談センター業務#7119」の責任者を務め委託業者などに必要な指導を行う立場だった。
横浜市救急医療センターからの業務委託費 年間約2億5000万円
一方、エールスタッフは19年4月、同センターの救急電話相談「＃7119」を委託され、年間約2億5千万円の委託費が支払われていたという。同課が別の事件を捜査する過程で、今回の容疑が浮上したという。
横浜市役所を家宅捜索 2022年7月26日
共同通信社
兵庫県警と神奈川県警の合同捜査本部は25日、市大金沢八景キャンパスなど6カ所、26日、横浜市役所を家宅捜索した。押収資料を分析し、事件の実態解明を進める。
横浜市 山中市長は「大変遺憾」
職員の逮捕を受けて、横浜市の山中竹春市長は「大変遺憾に思う。捜査に全面的に協力するよう関係局に指示を出した。職員が逮捕されたという事実を重く受け止め、厳正に対処していく」とのコメントを出した。
