2022年8月4日(医療事故)
鹿児島県薩摩川内市は4日までに、薩摩川内市の甑島(こしきしま)にある市立の診療所で日本脳炎のワクチン接種に訪れた5歳未満の幼児に、誤って隣のトレイにあった大人用の新型コロナウイルスワクチンを接種したと発表した。健康状態に問題はないが、市は当面健康観察を続ける。
南日本新聞
市によると、幼児は1日午後に母親と来院。診療所は新型コロナと日本脳炎のワクチンが入ったトレーを、それぞれ医師の左右に配置していた。接種直後、医師が誤りに気付いた。日本脳炎ワクチンは打たなかった。
誤接種後は、診療所が問診などで幼児の健康経過を観察。接種翌日の2日夕に一時微熱が出たが、他に異常や痛みは確認されていないという。幼児の健康観察は当面継続する。
市保健福祉部の古里洋一郎・医療対策監は「異なったワクチンを近くに置かない、接種時は複数人で確認するといった基本ができていなかった。再発防止を徹底する」と話した。市立診療所は全て甑島に立地。幼児の性別や年齢、診療所名は「身元を特定されやすい」として発表しなかった。
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