追記：この記事の容疑者 佐藤春人(33)は、介護報酬の不正給付により再逮捕されています。
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2022年7月14日 逮捕（詐欺）
介護保険制度を悪用し住宅リフォームのための補助金を大阪市からだまし取ったとしてリフォーム業者の男らが逮捕された。高齢者の住宅に手すりを設置する工事をめぐる詐欺の疑いで自称、訪問介護員の容疑者が逮捕された。多額の工事費用がかかったように装って介護保険の請求を行っていたということで、警察はあわせて6000万円を大阪市からだまし取っていた。
MBSニュース
容疑者 大阪府大阪市狭山市のリフォーム業者 佐藤春人(33)ら3人 詐欺の疑い
介護認定を受けさせたうえで風呂場などに手すりを設置
佐藤容疑者は従業員らと共謀の上、高齢者の自宅ばかりを訪問し、補助金を不正に申請。その補助金で手すりの取り付けなど不要なリフォーム工事をしていた。去年6月、佐藤春人容疑者ら３人は、去年６月、大阪市に住む80代の女性の自宅を訪問して、介護認定を受けさせたうえで風呂場などに手すりを設置し、その費用として16万円余りを介護保険から受け取った。
仕入れ値3500円/1本の手すり設置で20万円
佐藤容疑者らが仕入れていた手すりは１本3500円程度のもので、多額の工事費用がかかったように装って介護保険の請求を行っていた。介護保険の請求を行う際に、専門の資格のある人が作成したように装ううその書類を市に提出したとして詐欺の疑いが持たれている。介護保険を利用した手すりの設置などは費用が最大で9割支給され、高齢者が負担する費用は少額だったことから、被害を訴える声が上がりにくかったとみられてる。
「そんなに（お金が）かかるとは思えない」
去年、警察に、大阪市内の別の高齢女性から「20万円で手すりをとりつけてもらったが、そんなにかかるとは思えない」という内容の相談があり、捜査を始めた。警察は、去年12月までの5年間で、およそ370件、あわせて6000万円を大阪市からだまし取っていたとみて捜査している。
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