2024年2月27日
・アルツハイマー病の新しい治療法として、昨年12月から保険適用された「レカネマブ」という薬に関する調査を東京都が行った。その結果、都内の医療機関のうち24か所でこの薬を使った治療ができるという回答が得られたと、都は27日に発表した。
・レカネマブは、アルツハイマー病の原因となる脳の物質「Aβ」を取り除くことで、病気の進行を遅らせる効果が期待される国産の薬である。軽度の認知障害や認知症の人が対象で、2週間に1回点滴する必要がある。副作用の有無などを検査するために、この薬を使えるのは限られた病院だけである。
・新年度からは、都は医療提供体制の強化に向けて、医師の相談窓口の設置や、認知症の人を支える地域の医療従事者の研修の開始などを予定している。そのために、新年度予算案には4400万円を盛り込んだ。27日の都議会代表質問で、自民党の菅野議員がこの件について質問したところ、福祉局長の佐藤氏は「治療を希望する人が近くで受けられるようにする」と答えた。
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