・石川県内で新型コロナウイルスの感染が急速に広がっている。8～14日に報告された感染者数は372人で、1カ月前の約2倍に増加した。
・変異株「KP・3」が主流になってきたことが一因とみられる。専門家は夏休み期間中に「第11波」がピークを迎える可能性があると警告している。
・県によると、定点医療機関の感染者数は6月17～23日が151人、24～30日が182人、7月1～7日が228人と増加を続けている。
・新型コロナは5月ごろから全国的に再拡大の兆しが見られ、7月の2週目は全国で1医療機関当たりの感染者数が11.18人と10週連続で増加している。
・流行しているKP・3はオミクロン株「JN・1」から派生したもので、感染やワクチンによって得た免疫を逃れる力が強いとされている。
・谷内江昭宏金大副学長は、最近の新型コロナの流行はピークから3カ月ほどで落ち着くパターンが多いと指摘した。
・特に高齢者や基礎疾患のある人は予防が重要であり、マスク着用やワクチン接種など基本的な対策を意識するよう呼び掛けている。
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