2024年2月11日
・医療機関向けスマートフォン「日病モバイル」を提供するフロンティア・フィールドは、2024年4月の改正労働基準法の施行に先駆け、医師の働き方改革に関する実態調査結果を2月6日に公表した。
・調査対象は、全国の医療機関経営者124名と、現場の医師200名（病床数に関わらず集計）。医療機関経営者の64.5％が「医師の働き方改革」にある程度以上取り組んでおり、63.7％が課題を感じていると回答した。
・具体的な取り組みとしては、「医師以外の医療関係者へのタスクシフト、タスクシェアリング」が最も多く、次いで「地域の医療機関との機能分化」が挙げられた。一方で、「ICT技術を活用した業務効率化」は最も少ない取り組みとなっている。
・医師に対するICT技術の進展について尋ねると、70％が「ICTを活用した業務効率化が進んでいない」と回答。
・今後の取り組みとしては、医師の増員が最も多く、次いで「ICT技術を活用した業務効率化」が挙げられた。
・また、必要なICT施策に関しては、「音声入力やスマホからの電子カルテ入力等による医師の行う作業の省力化」が1位、「勤怠管理システム等による労働時間の管理適正化」が2位、「Web会議システムやグループチャットによるチーム医療」が3位となった。
・同社は調査結果の詳細を「日病モバイルニュース」に公開している。
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