2024年2月9日
・ 厚生労働省は9日、全国の約5千の定点医療機関において1月29日～2月4日の新型コロナウイルスの新規感染者数が計7万9605人で、1定点あたり16・15人（速報値）であったと発表。前週（14・93人）と比較して約1・08倍で、11週連続での増加を示した。
・ 都道府県別の最多は石川で24・52人であり、福島24・49人、愛知22・55人がこれに続く。東京は11・38人、大阪9・36人、福岡13・96人であった。全国の41都道府県で感染が増加した。
・ 年齢別では、14歳以下が全体の44・6%を占める。厚労省の担当者は「学校の冬休み明けで感染が広がっている可能性がある」と指摘している。
・ 1月4日までの1週間で定点医療機関に報告された新規入院患者数は3459人で、前週（3324人）比で135人増加。集中治療室（ICU）入院患者数は123人で、前週（156人）から33人減少。
・ オミクロン株の変異株「JN.1」が国内でも急速に広がっており、国立感染症研究所によれば、1月15～21日に民間検査機関で解析された197検体のうち、JN.1系統の割合は31・5%。2月12～18日の週には77%に増加していると推計されている。
・ 世界保健機関（WHO）は昨年12月、JN.1を「注目すべき変異株」（VOI）に指定。現時点でのJN.1の重症化データは確認されていない。
・ 季節性インフルエンザの新規感染者数は1定点あたり22・62人で、前週（19・20人）比で約1・18倍。4週連続で増加。休校や学年・学級閉鎖は全国で計5976校で、前週の4666校から1310校増加した。
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