「マイナ保険証」利用トラブルの調査結果発表
2023年12月20日
・ 全国保険医団体連合会(保団連)は、「マイナ保険証」の利用に関するトラブルの実態調査で、医療機関のカードリーダーエラーにより保険資格確認ができず、患者に「いったん全額請求」された事例が265医療機関で510件以上発生していることを発表。
・ 調査は11月24日から12月12日まで実施され、全国の医療機関に調査票を送付。20日までに回収・分析された6032件の結果が公表された。
・ 10月1日以降、医療機関の58.4%が「トラブルがあった」と回答。具体的なトラブルは、「名前や住所で『●』が表示される」(68%)、「資格情報の無効がある」(49%)、「カードリーダーでエラーが出る」(39%)、「負担割合の齟齬(そご)」(14%)などが挙げられた。
・ 保団連の本並省吾事務局次長は、東京都内での記者会見で、「負担割合の相違や資格なしトラブルは、患者さんに怒鳴られる医療機関、無駄な時間と手間を取られる患者双方にとって実害。政府のマイナンバー情報総点検本部が言っているようにはなっておらず、現場のトラブルが解消されていない」と批判した。
・ 政府のマイナンバー情報総点検本部による点検では、医療保険で139万件の氏名などの不一致が判明。厚生労働省は保険者などに点検を依頼し、2024年春をめどに確認作業を終える方針。
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