咽頭結膜熱に関する厚生労働省の見解
2023年12月7日
・ 厚生労働省は、咽頭結膜熱について、子どもを中心に高熱やのどの炎症などの症状が出る病気として、かつては「プール熱」と呼ばれていたが、最近ではタオルの共用が減ったなどの理由から「プール利用における集団感染の報告は見られなくなってきている」との見解を示している。
・ 対応として、日本水泳連盟など3団体からの要望を受け、ホームページ上での説明を一部修正。以前は「プール熱と呼ばれることもある」としていた表現を変更した。
・ 11月28日、日本水泳連盟と日本スイミングクラブ協会、日本マスターズ水泳協会の代表者が厚労省に提出した要望書では、「プール熱」の俗称が誤解や偏見を招く表現であるとして、そのような呼称の使用を避けるよう求めている。
・ 3団体は、プールは感染経路の1つに過ぎず、感染の可能性は生活圏全体の中にあると指摘。今後は「アデノウイルス感染症」や「アデノウイルス熱(アデノ熱)」など別の呼称を提案している。
・ 咽頭結膜熱は、アデノウイルスの感染により38-39度程度の発熱、のどの痛み、結膜炎などの症状が出る小児に多い病気。感染経路は飛沫感染や接触感染で、治療法は特になく、ほとんどが自然に治るが、症状が重い場合は早めに医療機関に相談するよう呼び掛けている。
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