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2023/06/27 火曜日 | 統計データ,集団感染・院内感染

感染・流行:ヘルパンギーナ:ヘルパンギーナ流行 ウイルス性感染症 茅ケ崎・川崎で警報 /神奈川

2023年6月25日

・神奈川県内で小児がかかりやすいウイルス性感染症「ヘルパンギーナ」が流行し始めている。
・新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行し、外出する機会が増えたことに加え、コロナ禍で免疫獲得が抑えられたため、感染が広がりやすいとの見方もある。
・川崎市や茅ケ崎市では警報を発令しており、保健所は手洗いやうがいの徹底を呼び掛けている。

・茅ケ崎市保健所は、12~18日の1週間で管内(茅ケ崎市・寒川町)の1定点医療機関あたりの患者数が16・43人に上った。
・警報発令の基準値6人を超えたため、21日に警報を発令した。
・保健所別で県内最多で、前週(5~11日)の患者数5・14人から急上昇した。

・茅ケ崎市保健所では過去5年間ヘルパンギーナの警報を出していなかった。
・担当者は「ウイルスは夏に活発になり、子どもがよくかかる三大夏風邪の一つだ。
・ウイルスの型が変わるため、昨年かかったから今年はかからないとは限らない」と注意を促す。

・川崎市も12~18日に定点当たりの患者数が6・95人を記録し、20日に7年ぶりに警報を発令した。
・5月の半ばから5週連続で患者数が増加しており、担当者は「例年なら流行は7~8月だが、今年はやや早い」と警戒する。

・横浜市では12~18日の定点当たりの患者数は3・66人で警報は発令していないが、前週から2倍に増えた。
・区別では泉区が7・75人、神奈川区が6・33人と警報レベルに達し、今後の感染拡大が懸念される。

・横浜市衛生研究所によると、流行の原因と考えられている一つに新型コロナ感染症への対応の変化がある。
・5月の5類移行で社会活動が活発化し、外出する機会が増えた。
・担当者は「従来は徐々に獲得していた免疫を持たない乳幼児の感染がまとまった形で出てきているのではないか、とする医療関係者が複数いる」と話す。

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◇ヘルパンギーナとは

5歳以下の乳幼児に多く見られる夏風邪の一種で、エンテロウイルスを原因とする感染症。小学生や大人が感染することもある。罹患(りかん)すると、38~40度の高熱や喉の痛み、口内に水ぶくれができて飲食しづらくなるなどの症状が出る。感染予防には手洗いやうがいの徹底が必要で、便からウイルスが排出されるため、おむつ交換後の手洗いも重要。

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