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2023/06/19 月曜日 | 統計データ

感染研発表:目立たない梅毒、最多ペースで急拡大 交流サイトなどでの「パパ活」も一因か?

2023年6月16日

・性感染症の梅毒が急拡大
・6月4日時点の今年の感染者は計6108人と国立感染症研究所が発表
・現在の統計の取り方になって最多だった昨年を上回るペース
・感染に気づきにくい上、交流サイト(SNS)の普及により、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」などで不特定多数との性交渉が広がっていることも一因だと専門家は指摘。
・感染研は「若い世代への教育も大切だ」と訴える。

・梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が原因。
・性交渉などで皮膚や粘膜が直接接触すると感染
・数週間で接触部位にしこりや潰瘍ができるが、目立たないことも多い。

・早期に抗菌薬で治療すれば完治するが、放置すると細菌が全身に回り、大動脈瘤(りゅう)を生じさせたり、歩行障害や認知症などの神経症状を引き起こしたりする。妊婦が感染すると、流産や、子どもが「先天梅毒」となる恐れもある。

・過去には数十万人もの感染者がいたが、抗菌薬の普及で大幅に減少。
・感染研によると、2003年には現在の統計になって最少の509人になった。
・2010年代に入ると大きく増え始め、昨年は1万2966人に。
・2023年は6月4日時点で、前年同時期と比べ約1600人多くなっている。

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