国立医薬品食品衛生研究所、論文におけるデータ捏造が発覚
2023年12月25日
・ 国立医薬品食品衛生研究所は、研究所の食品衛生管理部長(当時)による2021年9月発表の論文においてデータの捏造と改ざんがあったことを26日に発表しました。調査結果に基づき、部長に対して論文の取り下げを勧告し、今後の処分を検討する方針。
・ 昨年12月に職員から告発があり、それを受けて調査委員会が調査を行っていた。
・ 調査報告書によれば、鶏肉に付着する食中毒の原因となるカンピロバクターの量を調べる試験で、論文の元データと異なる試験成績を論文に記載していたとのことです。また、部長が責任著者である他の二つの論文でも、共著者が提出したデータと論文の図表が一致していなかったと報告された。
・ さらに、研究所が試験所として認定を受けている国際規格の審査書類についても、部長は16~22年にわたり実施されていない内部監査や会議に関する記録を偽造し、権限者の署名を偽造していたことが判明しています。研究所は今後、認定を継続しない方針としている。
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