2024年5月30日
・iPS細胞から作製した網膜細胞を患者に移植した高橋政代氏が、特許使用の裁定を求め和解に至る。
・高橋氏は発明者であるものの特許権を持たず、バイオベンチャー企業ヘリオスとの間で産学連携の問題が発生。
・和解により、高橋氏は自由診療に限り特許技術の使用が認められ、独自の治療法開発が可能に。
・2014年、高橋氏は世界で初めてiPS細胞由来の網膜細胞を移植し、その技術はヘリオスと共同で特許を取得。
・方向性の違いからヘリオスとの共同研究を終了し、特許使用を巡る協議が行われたが合意には至らず。
・高橋氏は自身が社長を務めるビジョンケアを通じて特許法に基づく裁定請求を行い、公共の利益を目的とした。
・特許庁の審議会は非公開で協議を進め、和解提案がなされた。
・高橋氏は記者会見で、発明者としての権利を行使できることに満足感を表し、他の発明者にも勇気を与える発言をした。
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