2024年5月1日
・名古屋市立大学の研究グループが、尿路結石を溶かすマクロファージをiPS細胞から作成することに成功。
・尿路結石は尿管を塞ぎ、激痛を引き起こす病気で、小さい結石は自然排出を待ち、大きいものは破砕される。
・再発率が高く、予防法は「水分摂取」が基本だが、新たな予防・治療法の開発が求められている。
・岡田淳志准教授は、M2型マクロファージが結石溶解に効果的であることを発見。
・iPS細胞から生成したマクロファージが、シュウ酸カルシウム結晶を溶解することを確認し、M2型はM1型の約5.6倍の溶解率を示した。
・この発見は結石の予防薬や治療薬の開発に貢献すると期待されている。
・研究成果は科学誌に掲載され、今後の「ドラッグリポジショニング」による治療薬探索に役立つ見込み。
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