2024年3月4日
・桑名市総合医療センター(同市寿町3)に、初心者でも簡単に演奏できるピアノが置かれた。このピアノは、重度障害児がピアノを弾きたいという願いから開発されたもので、「だれでもピアノ」という名前がついている。同センターは、このピアノを高齢患者などの機能維持や回復に活かしていくという。
・このピアノは、普通のピアノと見た目は同じだが、指1本でメロディーを弾くと、自動的に鍵盤が動いて伴奏を出す。ペダルも音に合わせて動くので、音が途切れることなく、美しい演奏ができる。
・同センターは、寄付の一部でこのピアノを買って、2月29日に公開した。開発に協力したヤマハと東京芸術大の新井鷗子(おーこ)特任教授も来て、ピアノの仕組みや使い方を説明した。新井教授は「このピアノは、学校や高齢者の施設などで使われていて、好評を得ている」と話した。
・患者や職員などは、自分で鍵盤に触って、「ふるさと」や「大きな古時計」などの曲を指1本で演奏した。同センターの竹田寛理事長は「身体機能が低下している患者などの治療に役立てたい」と言った。
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