2024年2月26日
・鹿児島県薩摩川内市の川内看護専門学校で、新入生の数が前年に比べてほぼ2倍になった。市が始める家賃補助などの支援策が効いたと見られる。
・同校は川内市医師会が運営する学校で、1年生の定員は40人だ。全日制3年課程に変わった2019年度は20人しか入学しなかった。23年度は他の大学に看護学部ができた影響で、15人に減少した。しかし、卒業生の6割は市内の病院などに就職し、看護の人材を育ててきた。
・学生が困るのは、寮がないことで、市外から来ると家賃が高くなることだ。そこで学校は市に協力を求めた。市は24年度から3年間、市に引っ越してきた学生に、毎月最大3万円の家賃補助をすることにした。学生に直接お金を出すのは、全国でも珍しいことだ。
・学校は今年、「学生確保推進室」を作った。サポーター制度も始めて、看護師など約200人が学生の勧誘に協力した。これらの対策のおかげで、24年度の入学予定者は26人に増えた。市外から来る12人のうち、半分は家賃補助を希望している。入学願書は3月1日まで受け付けている。副学校長の久保田直子さんは「支援策をもっと知ってもらって、定員を埋めたい」と話している。
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