2024年1月30日
・ 小国公立病院(小国町)は、遠隔地への移動診療に使用するオンライン診療車「医療MaaS(マース)」の完成を発表。29日、北里柴三郎記念館で除幕式が行われ、熊本県内での導入は八代市に次いで2台目となる。2月6日からは小国郷(小国町、南小国町)内の4カ所に出向き、診療を開始する。
・ 診療車には、熊本発の医療機器ベンチャー「AMI」が開発した最新鋭の遠隔医療機器が搭載されており、「超聴診器」などが利用される。看護師が搭乗し、柴三郎記念館、杖立、黒川の両温泉街、元気プラザ中原を毎月2回訪れ、地元サテライト診療所の医師が画像データを確認しながら、テレビ電話を通じて患者との問診を行う。1日に最大7人程度の診療を目指す。
・ 小国町出身の世界的細菌学者である北里柴三郎に敬意を表して「柴三郎号」と名付けられた診療車は、柴三郎のイラストと地元観光スポットの写真でデザインされ、内装には地元特産の小国杉が使用されている。国の「デジタル田園都市国家構想」の交付金を活用し、病院主体の事業として初めて採択された。
・ この日は柴三郎の誕生日であり、公立病院事業管理者の片岡恵一郎医師(53)は「通院が不便な患者に心地良く受診できる場を提供し、全国の地域医療のモデルになれれば」と述べた。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース