神戸大が完成目前の医療機器研究拠点建設へ
2024年1月27日
・神戸大が今秋に完成を予定している医療機器に特化した研究開発拠点。病院や検証施設が隣接し、参画企業と学生が協力して機器開発から試作品の検証までを一貫して行える。
・拠点は鉄筋コンクリート7階建てで、延べ約3000平方メートル。約10億円をかけて神戸大病院国際がん医療・研究センター(ICCRC)の駐車場跡地に建設される。
・ICCRCとの連携計画により、大学が設置する病院に接続された医療機器開発拠点は全国初。ベンチャー企業や医療機器メーカー向けの貸実験室があり、企業人と教員・学生が入り交じる空間となる。
・拠点内には金属やプラスチック、細胞を使った3Dプリンターを備えた工房があり、迅速な試作品作成が可能。隣接する「統合型医療機器研究開発・創出拠点」での検証も行われる。
・神戸大は医療機器開発の人材育成にも注力。昨年4月には「医療創成工学専攻」を新設し、来年には医学部にも新学科を設置して実践教育を提供する。
・博士課程1期生のうち、3人が現役医師、8人が企業関係者で、共同研究も期待される。神戸大は卒業生が立ち上げたベンチャーが集積する未来を描く。
・医療産業の集積と雇用拡大に向け、神戸大の藤澤正人学長は「ここを中心に医療産業が発展し、地元に貢献できれば」と述べた。
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