県立病院再編に対する住民の反対の声強まる
2024年1月27日
・東北労災病院の近隣住民を対象とした2回目の説明会が行われ、県の4病院再編構想に対する住民からの反対の声や知事の出席を求める声が相次いだ。
・説明会には約130人の住民が参加し、県の担当者は「急性期病院は仙台に集中していて将来を見据え再編が必要」との立場を説明したが、住民からは「経済合理性だけを考えている」といった反対の声や、村井知事の出席を求める声が多く聞かれた。
・住民の中には、「仙台医療圏に人口が7割8割いるのだから仙台に(病院が)集中するのは当たり前。北と南に病院が必要なら(移転させず)作ればいいだけ」といった意見もあり、また別の住民は「知事が(説明会に)参加しないと納得できない。信頼できないです」と訴えた。
・伊藤哲也副知事は、「県の進め方に信頼が置けないという意見も多かったので真摯に反省すべきだと思う」と述べた。
・県の構想では、東北労災病院を名取市にある県立精神医療センターとともに富谷市に移転する方針で、県は今年度中の基本合意を目指している。
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