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2024/01/24 水曜日 | プロジェクト,行政

山梨県と27市町村、夜間救急医療センターを開設

山梨県と27市町村、夜間救急医療センターを開設

2024年1月24日

・ 山梨県と県内の全27市町村が共同で、夜間に毎日対応する「初期救急医療センター」を山梨大学医学部付属病院に開設することを決定。高齢化する初期救急医師の増加と、地域の当番医制度の維持が難しくなってきたことが背景にあり、5月中旬の運営開始を目指す。

・ 「県救急医療事業推進委員会」が主体となり、市町村は初年度1億2千万円の運営費を負担する。第1回の準備委員会が1月に開かれ、施設整備や運営マニュアルなどが検討される。

・ センターでの診療は山梨大医学部付属病院の医師と研修医4人で担当し、内科と外科が中心となる。

・ 対象は軽症の患者で、毎日午後6~11時に診察が行われる予定。初年度は5千~6千人、翌年度以降は8千~9千人の対応が見込まれている。

・ 現在、休日や夜間の初期(一次)救急医療は医師会や各地域ごとに輪番制で行われているが、高齢化した医師の増加により維持が難しくなっている。2021年の県の調査によれば、診療所の医師の半数以上が60歳以上であることが明らかになっている。

・ 平日の日中に病院に行けない患者が土日や夜間に大規模な二次救急病院を利用する「コンビニ受診」も課題となっており、これに対応するために山梨県が山梨大学医学部付属病院に働きかけ、センターの開設が実現した。診療は夜間に限られ、休日の日中の対応は各地域ごとに現状通りとなる。県内の重要なポイントは二次救急病院との連携の確立であり、センターでは看護師や放射線科を含む体制の構築が進められる。

 

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