2024年度、入院時の患者食費自己負担が引き上げへ
2023年12月19日
・ 中央社会保険医療協議会と社会保障審議会医療保険部会は、入院時の食費に関する見直し案を承認。患者の自己負担額を1食当たり30円引き上げることが了承された。施行日は2024年度の予算編成で最終的に決定される見通し。
・ 一般所得者において、見直し後の「食事療養基準額（総額）」は670円（現行640円）。患者自己負担額は490円（460円）となり、「入院時食事療養費（保険給付）」は180円で据え置かれる。入院時の食事療養基準額の見直しは、1997年以来の約30年ぶりの措置となる。物価高の影響で食材料費が上昇し、病院給食の委託単価が食事療養基準額を上回っていたことから、医療関係者が引き上げを求めていた。
・ 食費の利用者負担額において、介護保険は1食当たり約482円であり、入院時の患者食費の自己負担が格差を埋める形となる。これにより、公平性の向上が期待される。
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