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2023/08/24 木曜日 | プロジェクト

山梨大学:空気清浄機のフィルターから新型コロナウイルスを検出する技術が開発される

2023年8月21日

・山梨大学の研究グループが、空気清浄機のフィルターを使って新型コロナウイルスを検出する技術を開発した。
・実験では、病院内の10カ所に空気清浄機を設置し、ウイルス汚染の濃度を可視化することに成功した。
・この技術は、病院や高齢者施設などでのクラスター(感染者集団)発生を防ぐために活用できる可能性がある。

・開発チームは山梨大学院国際流域環境研究センターの原本英司教授と医工連携の研究グループによって行われた。
・これまでクラスター発生による医療の停止が問題となってきたが、この技術を用いることで感染リスクを早期に把握できる可能性がある。
・病院内に置かれた空気清浄機のフィルターにはウイルスが付着するため、洗浄後の液を分析することで濃度を計測できると考えられた。

・共同研究による実験では、10カ所に異なる性能の空気清浄機を置き、フィルターを取り替えてウイルスの検出を行った。
・山梨大学の研究室でフィルターを分析した結果、洗浄液から約90%のサンプルでコロナウイルス遺伝子が検出された。
・特にコロナ患者の部屋では、1日あたり約1000個のウイルス遺伝子が検出される場所もあった。

・この技術により、空間内のコロナウイルスの量を定量的に検出できることが示された。
・ウイルスの多い場所で換気やPCR検査などの対策を行うことで、クラスターの発生を未然に防ぐことが期待される。
・今後はさらにデータを集め、感染リスクや換気量などを詳しく調査する予定。

・新型コロナの感染状況が把握しにくくなる中、この技術の実用化と医療施設への導入が検討されている。

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