2023年8月
・東京大学などの国際チームが、電子回路を組み込んだ布で全身を覆う「電子スーツ」の開発に取り組む。
・電子スーツは心拍や筋肉の動き、姿勢などの身体データを計測し、人工知能(AI)の分析で病気の予兆を発見するのに役立つ。
・開発チームには、理化学研究所、独ミュンヘン工科大学など約50人が参加。
・2028年度までに国の科学研究費助成事業(科研費)から約7億円の支援が予定されている。
・「電子皮膚」技術を利用し、薄く柔らかいプラスチックにセンサーや電子回路を組み込んだ。
・衣服の形状をした電子スーツは、全身で計測できるように設計され、日常生活を送りながら自動計測が行える。
・体温、心拍数、筋肉の電気信号、姿勢などのデータを収集し、AIが分析して体調変化や病気の兆候を発見することを目指す。
・極薄の太陽電池や無線充電システムを組み込み、長時間連続計測が可能に。
・スポーツ選手の身体チェックや新しい医療技術の開発にも活用される見込み。 ・研究チームは、新興企業によるビジネス展開も視野に入れている。
・現在、構成部品の開発が進行中であり、人が着用して計測できるかの実験を行う予定。 ・染谷隆夫・東大教授は、「服型であれば計測機器をつける煩わしさもなく、使いやすいのではないか」と話している。
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